すずかん先生の講演会
先日、これから「探究」を本格的に始める高校1年生に向けて、すずかん先生こと鈴木寛教授に講演をしていただきました。
すずかん先生は、文部科学大臣補佐官時代に、日本の学校教育に「探究学習」を取り入れた張本人。
まさに探究教育の第一人者で、有名な「すずかんゼミ」を主宰している先生です。
「すずかんゼミ」とは、社会のリーダーになるための「学びのコミュニティ」で、これまでに多くの若き著名人たちを排出してきました。
「日本の15歳は世界1勉強ができるのに、自律学習を行う自信があるかどうかは最下位!自己有用感がある子どもの割合もビリ!だからこそ、探究を!」
「探究とは、将来の夢と希望をつくる時間。」
「今(15歳)の時点で夢を持っていないのが普通。どうやったら持てるのか?その問いに答えはないけれど、僕は旅をすること(わざわざどこかに行かなくても、身の回りで未知との遭遇をすること)だと思う。」
「日本の教育現場で、従来のSTEM教育に『A(Art)』を取り入れてSTEAM教育にしようとはたらきかけたのは僕。Artのような、唯一無二のもの、数値化できないものは、AIにとって不得意なもの。人にしかできないことがこれからの社会では必要とされる。」
「今存在しない仕事に、ここにいる人の6割が就く。」
「近代社会が終焉を迎えつつある過渡期の時代。危機の時代ではあるものの、若者にとってはチャンス(機)である。いつだって若いジェネレーションの人たちが実際に世界を変えてきた。」
すずかん先生のアツい言葉の数々。
生徒たちはとても真剣に聞き入っていました。
また、質問コーナーでは、大変興味深い質問が飛び、先生に褒めていただく場面も。
すずかん先生は、少年時代の「好き」(先生の場合はサッカーや演劇…そして、共通して言える、スタンディングオベーションを受ける瞬間)を追究したことが、今取り組んでいることに繋がっているのだと言います。
高1の皆さんも、今の自分の「好き」を大切に、視野を広げて好きなことを探究していきたいですね。
これからはじまる探究学習への期待が高まる1時間でした。
すずかん先生、お忙しい中ご来校いただき、ありがとうございました!!