トキログ!

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人との会話を大切にして、情報発信していきたい!

卒業生卒業生を訪ねて

太田 友香さん(2016年3月卒業)
早稲田大学 教育学部 理学科

在学中から様々な活動に積極的に参加していた太田さん。トキワ松で培ったプレゼン力で大学の授業でもサークルでも頼りにされる存在です。人とのコミュニケーションを大切にしながら夢に向かって活動中です。

Q:現在、大学で学んでいることを教えてください。
A:一言でいえば、地球の歴史です。構造地質・惑星・鉱物・岩石・火山・化石などから地球というものを多角的に捉えることで、地球の過去や現在を理解しようとしています。その中で私が専門にしたいと思っているのは、化石などから古環境を考えることです。今期は船に乗る海洋実習に参加しました。海底の堆積物をボーリングで採取し、現存する生物などと比較しながら解析をしているところです。

Q:今の進路のきっかけを教えてください。
A:両親が特別展などによく連れて行ってくれたからか、気付いたら恐竜・宇宙・地球の成り立ちなどに興味がありました。また、博物館が好きな友達と仲良くなったこともきっかけです。一緒に博物館に行くうちに、昔の地球はどうだったのか知りたいという思いが強くなりました。

Q:在学中の太田さんはどんな生徒でしたか?
A:在学中は、いろんな場面で目にする生徒だったのではないかと思います。様々な経験をしたいと思っていて、あらゆることをとにかくやってみようとしていました。部活動は、水泳部と調理部で6年間活動しましたし、高校生になると英語力を高めようと夏のイギリス多文化研修に参加したり、模擬国連に参加したりもしました。学校説明会で、生徒の代表として話すこともありました。とにかくいろいろなことに積極的に参加する生徒だったと思います。中でも特に、サイエンス講座で司会を務めたことが印象に残っています。大物ゲストと岡本理事長を相手に緊張しましたが、とても楽しかったことが今でも忘れられません。貴重な経験をすることができ本当に感謝しています。

Q:在学中から様々なことに取り組んでいた太田さんですが、その経験が、役に立っているということはありますか?
A:前述のとおり、たくさんの経験をしていて、その全てが今の自分につながっています。トキワ松は、日本語・英語に関わらず人前で発表する機会が多くあります。そのおかげで、例えば大学での英語のプレゼンテーションでは、内容がとてもしっかりしていて英語も流暢だった人が他にいたにも関わらず、発表の仕方がいいと評価してもらえました。また、部活動や委員会で長を務めたり司会を務めたりした経験が、サークル活動で役職を担ったり同窓会や成人式で司会を務めたりすることに役立っています。

Q:今後の目標を教えてください。
A:今まで得た知識をしっかり自分のものにして、自分は何を一番知りたいのか見つめ直し、それを明らかにすることです。妥協せず研究に取り組んでいきたいと思っています。また、夢の実現のために必要な知識や力をつけることも目標です。私は将来、多くの人に言葉の力を最大限に生かして、情報を発信したいと思っています。そのために、自分が伝えたいことを相手にしっかり伝えられる力や、様々な考えに柔軟に対応できるような幅広い知識が必要だと思っています。人との会話を大切にしていきたいです。

Q:最後にトキワでよかったこと、後輩へのアドバイスをお願いします。
A:個性豊かな友達に出会えたこと、アットホームな雰囲気で先生との距離が近いこと、そして自分の可能性を広げられることです。自分から何もせずに可能性が広がるのは、ほんのわずかです。だからこそ様々な道につながるような経験が溢れていて、やりたいことをやれる環境とそれを支えてくれる人がいるトキワ松で6年間過ごすことができて、本当によかったです。

後輩の皆さんもトキワ松でいろんなことにチャレンジして自分の可能性を広げてください。