美術デザインコース 大学の先生の特別授業を受けました!
美の教育
先日、美術デザインコースでは、併設の大学である横浜美術大学からお2人の先生をお招きして特別授業をしていただきました。
高校2年生は、リースナー佳子先生から、「ブランディングデザイン講座」と題したお話を伺いました。リースナー先生はアディダスで実際にブランディングデザインを手掛けていらっしゃった先生です。実際の会社やロングセラー商品を例に、ブランドづくりに大切なポイントを教えていただきました。
デザインは、「伝える」ことが大切なのではなく、第三者である消費者にいかに「しっかり伝わる」かが大切です。目的を定めてデザインするのはもちろんのこと、市場調査も欠かせないとのこと。
デザインを深く突き詰めていくことは、探究と似ているかもしれませんね。
来年度、高校3年生のデザインコースの授業では、実際に架空の会社を想定してブランディングデザインを行います。どんなデザインが生まれるか、今から楽しみです。
高校1年生は、久保洋子先生から、「文字のはなし」と題して、typographyの基本を教わりました。
街じゅうにあふれている「文字」ですが、注意深く観察してみると、普段何気なく見ている文字にもさまざまな工夫がなされていることが分かります。
例えば、ポッキーのパッケージには、なんと13種類もの書体(フォント)が使われていることをご存じですか?書体によって、文字は様々な力を持つことが出来るそうです。商品のオススメポイントをアピールする、アレルゲンが含まれていることをアピールする・・・など、その場所その場所で書体の持つ力を発揮している文字が、デザインにはたくさん使われています。この講義が、周りのものを注意深く見るきっかけになったのではないでしょうか。