中1思考と表現 ~ダウト(間違い)を探せゲーム~
思考力教育思考と表現
中学1年生の思考と表現の授業では、スペインで考え出された本を使ったゲーム『アニマシオン』の中の「ダウトを探せ」を行い、聞く力を養いました。
これは生徒が先生の朗読を聞いて間違いを見つけるゲームです。通常のゲームは絵本を使って行うのですが、今回は中学1年生が対象ということで、魚住直子著の短編小説(17分間ほど)をテキストにしました。最初に先生が正しく朗読した内容をよく聞いて覚えます。その後、2度目にわざと間違えながら朗読した内容を聞き取り、「ダウト!」と声をかけて間違いを指摘します。
先生が考えて仕込んだ間違いは、本題に関係のあるところばかりでなく、車のいろ、着ている服、持っていた器の種類など細かい内容も含み、29カ所。生徒たちは真剣に聞き取り、かなり高確率で間違いを見つけていました。
注意深く聞くことで、聞く力ばかりでなく、集中力、判断力も備わります。コミュニケーションにもまずは聞く力が大切です。
生徒たちを見ていると、楽しく聞く力を身につけているのがわかります。これからの授業の展開と生徒の成長が楽しみです。