高2政経 貿易ゲーム!
思考力教育商品開発
高二政治経済で、貿易ゲームを行いました!
①「貿易」を中心とした世界経済の基本的な仕組みについて理解する
②自由貿易や経済のグローバル化が引き起こすさまざまな問題に気づく
③南北格差の解決に向けた、国際協力や私たち一人ひとりの行動の意味を考える
この3つを目的とし、グループごとに割り当てられた道具を使って製品をつくり、できるだけ多くのお金を稼ぐゲームです。
グループによって異なる環境の中でゲームスタート。配布された袋を開けて、すぐに生産を始めるグループ、周りを見渡して何かに気付くグループ、生産に必要な道具がなく途方に暮れるグループなど様々でしたが、生産するためには何が必要か、どうしたら手に入れられるかを考え、行動に移す様子が見られました。
ゲームの中には市場原理による価格変動、デジタルデバイド、ブランドの優位性、希少資源の付加価値、国際支援、新資源の発見などを再現する「仕掛け」を用意しています。条件の変化に一喜一憂しながらも、道具や資源を得るために粘り強く交渉したり、同盟を組んで共同で生産したりと、与えられた環境の中で知恵を絞って行動することができました。
振り返りの授業では、ゲームの出来事が現実世界の何を表すのかを考えました。ゲーム中に支援として貸与された道具が使いにくかったことから「現地のニーズに合った支援の必要性」を、マーケットが先進国の製品を甘く査定して買い取ったことから「ブランドの優位性」を、といった形で、良かれと思ってやっている行為や何気ない購買行為を省みる機会となりました。
国際経済のしくみや資源配分の不平等など、授業で学習してきた知識をゲームを通して疑似体験することで、さらに理解が深まったようです!