トキログ!

トキログ!

中1 思考と表現 VTSを行いました!

思考力教育思考と表現美の教育

中学1年生の「思考と表現」の授業では、1月17日(水)に、NPO法人芸術資源開発機構(ARDA)の方を講師にお招きして、VTS(Visual Thinking Strategy)を行いました。VTSは、1980年代にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された美術鑑賞法で、日本語では「対話型鑑賞」と訳されます。

2時間のプログラムのうちの1時間目は、アイスブレイクです。アートカードを使って、自分の考えや思ったことを言葉にする練習をしました。体を動かしながら、また、講師の方々とも対話する中で、生徒たちは自然と、自由な発想をどんどん言葉にしていくようになっていきました。

2時間目はいよいよVTS。クラスを2つのグループに分け、それぞれ1つの大きな作品をグループ全員で鑑賞します。まずはじっくりと作品を見て、そこから感じたことや考えたことを対話しながら鑑賞していきます。最初は発表に緊張している様子の生徒もいましたが、講師の方の声かけで、だんだんと活発に声が上がるようになりました。作品の中に描かれた人物同士の関係性や、背景の意味など、それぞれ作品の様々な部分に着目し、自由な発想で意見を共有しました。友だちの考えを聞くことで新たな視点を得られるのがVTSの醍醐味。絵画だけでなく写真も含めた計3点の作品の鑑賞を、生徒たちは大いに楽しみました。

考えたことを言葉で表し、そこからさらに考えを深めることは、思考力を鍛えていく上でとても大切な活動です。
VTSでの経験も大切にして、3学期残りの「思考と表現」でも、考える力を伸ばしていきましょう!