中3国語「句会」大盛況!
中3の国語の授業で「句会」が開かれました。
まず初めに教科書の作品を踏まえて「擬人法」「取り合わせ」「一物仕立て」といった表現技法や、文字から得られる色彩的感覚や情景の読み取り方を学びます。そして、歳時記を参考にして「季語」についての調べ学習を行いました。探究の後は全員一句ずつオリジナルの俳句を創作。準備は万端です。
各5人の班に分かれ「よろしくお願いします」という厳粛な挨拶を皮切りに句会がスタートしました。司会進行役も立候補で決定。班員の作品が載った選句用紙を真剣に読んでいます。誰の作品かは最後まで内緒…!
各俳句の感想を述べあった後に、班ごとにチャンプ俳句を選定。見事自分の俳句が選ばれた人は全員の前で詠んでもらいます。作者と俳句が発表されるごとに皆から「おお!」「すごい!」という歓声と拍手が。最後の挨拶も元気に「ありがとうございました!」大盛況の中、句会はお開きとなりました。
句会を終えるとすぐ「ふりかえり」です。先生が「静かな気持ちで、心を落ち着かせて」と言うと、皆瞬時にしんとなって感想を書き始めました。
「自分では考えつかなかった季語、技法がたくさん見られてとても楽しかったです。また字余り、字足らずがあってもしっくりきました。切れ字を使うことでより想像しやすくなり、音感が出てとても良いなと思いました」
「みんなのレベルが高くて驚きました。人によって季節も情景も全然違って、色々な俳句が楽しめてとても良い時間になりました。自分で作った句を自分で褒めるのは少し恥ずかしかったのですが、友達が色々な感想を言ってくれて嬉しかったです。また俳句を作る機会があれば良いな、と思いました」
「みんな身の回りのことから俳句を作っていて、共感できるものや想像しやすいものが多かったです。また同じ班ではないけれどHさんの俳句はリズム感と内容がすごく良いなと思いました。今まで俳句があまり好きではなかったけれど、句会をしてみて少し良いかもと思うことができました」
盛り上がるときは大いに楽しみ、やるべきときはきちんと集中できる中3の生徒達。そして友達を温かく受け入れることができる素敵な学年です。来年度はいよいよ高校生。高校からトキワに入学してくれる新しい仲間たちとの出会いも、今から楽しみにしています!