トキログ！

高校3年生の最後の体育の授業では、、何か全員で協力できるものをと選んだのが、「スパイダーズ　ウエブ」です。

こちらは、トキワ松学園の体育の授業で取り入れているPA（プロジェクト・アドベンチャー）の協力型のアクティビティです。アメリカのプログラムなので、日本名は「くもの巣くぐり」といいます。

現実の世界から、無数に張られたゴムのくもの巣に触らないようにくぐりぬけ、明るい未来に出ていくという、正に受験やこれから将来の夢に向かって突き進んでいる自分たちにぴったりの課題です。台を使ったりすることはできないので、背丈よりも高い高さの所はどうやって通そうかなど作戦会議をするところから始めます。マスクの着用、手指消毒の確認をして安全に取り組みました。

正解があるわけではない課題に向かって、どんな方法があるかなどをそれぞれが発言し、思考力をフル活用して考えます。トライしてみては、失敗してまた戻る…次の方法を考えて、またチャレンジする。学校生活の中だけでなく、これから先の未来につながることをゲームの課題解決を通して学びます。

お互いの安全を考えながら、時には「やってみて！」「失敗したってまたやり直せばいいよ」「できるよ」と友人の背中を押したり、「できないと思ってたけどできた」と歓喜の声をあげたり…不安な友人の手をしっかり握ってあげたり、くもの巣に触らないようにガードを作ってあげたり、前向きな声がけと優しい手や協力する手がたくさん出ていました。

このコロナ禍で高校生活を過ごした高校3年生…思い通りにいかないことも多かったと思いますが、一つ一つ乗り越えてきましたね。そんなことを考えながら、皆さんのチャレンジをみていたらグッときました…頑張ったね、黄色学年！

４クラスとも時間内に成功しました。友人を誰一人取り残すことなく、明るい未来に全員がくることができました。

チャレンジが終了したら、「振り返り・フィードバック」をします。どんな声がけが嬉しかったか、支えてもらった人、支えてあげた人…今度は自分がいろいろな役割ができるようになるといいですね。友人にかけてあげた言葉も自分がチャレンジする時に、自分にもかけてあげられるといいね！