高3 PA講座
毎年恒例、高三を対象としたPA講座を行いました。今回は例年よりも多い15名の参加者が集まりました。クライミングウォールと、高三のみがチャレンジできるジャイアントラダーに挑戦です。
クライミングウォールは「以前の自分を超えるため!」と意気込んでチャレンジしている人もいました。
ジャイアントラダーは、見た目は簡単に見えても、実際に登り始めると、足元は揺れ、木と木の間隔も広いため1人で登ることはできず、2人の協力が求められます。
チャレンジする人数が多かったので、制限時間付き。事前に教員からいくつかのヒントをもらっての挑戦でした。
他のペアが行っているのを見てイメージを共有したりして、自分たちに合うのはどんな方法かを話し合ったりして、さすが探究女子です。チャレンジする姿は芯の強さと優しさにあふれていてまさしく「鋼鉄とすみれ」を体現したトキワ生でした。
泣きたくなるような恐怖心と闘いながら目標達成のために努力する姿、失敗してもあきらめず呼吸を整えて再度挑戦する姿、見守ってくれる仲間や先生たちに囲まれながら成功するんだと取り組む姿は本当に格好良かったです。そして、仲間を助けるやさしさ。「この手を離したら仲間が落ちてしまう!」「何としてでも上に引っ張り上げる!」「自分を踏み台にして上に行って欲しい!」という思いがあふれていました。
毎年ビレイ(命綱)を引いている教員たちですが、毎年繰り広げられる多くのドラマを感じ、鳥肌は立つし、涙がうっすらと・・・。応援に来てくれた先生方もハラハラドキドキ、生徒たちのチャレンジに胸を熱くして見守ってくださいました。
お互いに励まし合いながらあきらめることなく挑戦し、3ペアが最上段まで登り詰めることに成功!
最上段に到達するとクリアの証として、最上段の木に自らの名前を書くことが出来ます。「書く場所がない~」と言いながら、柱の側面に日付と名前を書いていました。
挑戦した感想は「あきらめずに最後までチャレンジできて良かった」「明日は筋肉痛だ、いや、すでに痛くなってきているかも・・・・。」「生きて帰ってこれてよかった」などなど。挑戦者たちは今日のチャレンジによって新しい自分と出会えたはずです。
トキワ松で学んだことを大切な財産にしてこれからの生活を充実したものにしていって欲しい、と願っています。