「いいウニ届きました?!」 中3・高3ウニの人工受精
私たち日本人の生活を様々な形で支えてくれる海。
海の現状を自分ごととして捉え、海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げるという目的のもと、推進されている「海と日本PROJECT」というプロジェクトがあります。
先日、「海と日本PROJECT」の中でも「海を学ぼう!」というアクションの一環として行われている「全国一斉ウニの発生体験2023夏」というプログラムから、タコノマクラ(ウニの一種)の未授精卵と精子を提供していただき、中学3年生と高校3年生が受精の瞬間の観察に挑戦しました。
まず、挑戦したのは高校3年生の生物選択メンバーです。
スライドグラスの上にタコノマクラの未受精卵と精子の入った溶液をそれぞれ垂らして顕微鏡をセットし、人工的に2つの溶液をつなげると、受精が始まります。
このとき、精子が侵入したところから受精膜が持ち上がっていく様子や、その後の卵割の様子を高3メンバーはしっかり観察し、スケッチしてくれました。
そして、このスケッチをお手本(?)に、今度は中3の生徒たちもタコノマクラの人工受精に挑戦です。
中学3年生の理科2では、1学期、生物の成長の仕方や、生物がどのようにして増えるのかを勉強してきました。
この観察は、その集大成にもあたります。
中3の生徒たちは、手順の説明を聞くところから1人ひとりでの観察まで、終始とても真剣に実験に挑んでいました。
高3生徒にとっても、中3生徒にとっても、なかなかできない貴重な経験となりました!