第一回 TOKIWA CUP を開催しました!!
校長ブログ
12月22日、第一回TOKIWA CUPを開催しました!
TOKIWA CUPは、高校一年生が総合的な探究の時間に取り組んでいる「企業探究学習」の校内発表会です。
企業探究学習とは実在する企業へのインターンシップを教室で体験するプログラムで、生徒達はグループ毎に、イオンリテール、オカムラ、大和ハウス、博報堂、富士通、メニコンの6企業のいずれかのインターンとなります。そして、それぞれの企業から与えられたミッションに7分間のプレゼンテーションで答えます。11月にクラス内発表会を実施し、その優秀8チームがグランプリを目指して発表をおこなうのが、TOKIWA CUPです。
結論から言うと、本当に素晴しい発表ばかりでした。
企業についての調査ができており、与えられたミッションを自分たちなりにしっかり解釈していました。
プレゼンテーションの方法も、論理的に語るチーム、寸劇をするチーム、効果音を効果的に使うチームと、それぞれ工夫がなされており、スライドも見やすく聴衆を惹きつけました。
そして何より、自分達の問題意識を解決する為の提案を全てのチームが行っていました。
どのチームがグランプリになるかは、審査員次第と思えるほどレベルの高い大会になりました。
審査の時間には、高校2年生と高校3年生の探究活動の発表がありました。
不登校問題をドローンを使ったビジネスで解決しようという発表。
ビジネスコンテストでの受賞、食を通じたオンライン国際交流の実施など、高校時代に実践してきた様々な探究活動の発表。
新繊維を開発し、環境負荷の少ない服を作る為の会社を起業するまでのストーリー。
発表会に参加した中学3年生と高校1年生は、先輩達の探究活動を聞いて自分達もと火が付いた事と思います。
トキワ松では確実に、「探究女子」が育っています。
厳正なる審査の結果、グランプリは大和ハウスのA組「DHG high school」、準グランプリはメニコンのD組「頭のいいチーム」が受賞しました。
今回のTOKIWA CUPには教育と探求社の宮地社長をはじめ、大和ハウス、富士通、オカムラの各企業の方、教育関係者の方々にご来校いただき、本当にありがとうございました。
そして、トキワ松の生徒の発表、トキワ松の教育について高い評価をいただき、校長として嬉しく思いました。
最後に、第一回TOKIWA CUPが成功した理由について思う所を述べます。
もちろん一番は、この一年間企業探究に真剣に取り組んでくれた生徒達のお陰です。
初年度にも関わらず生徒を上手く盛り上げた担当の先生方の力も大きいです。
短い準備期間にも関わらずスタッフとして参加してくれた高校3年生の貢献も、とても大きかったです。
長年「探究女子」を育成してきたトキワ松の良さが存分に表れた、TOKIWA CUPになったと感じます。
全国大会である「クエストカップ」には、高校1年生の全チームがエントリーをしました。
何チームが2月のクエストカップに進出できるか、楽しみです。