トキログ!

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3学期サイエンス講座 寄生虫が宿主のフグを見つけるしくみ

トキワ松学園の理科では、学期に1回、サイエンス講座として大学の先生や企業の研究者の方などをお招きして、専門的なお話を伺う機会を設けています。

3学期のサイエンス講座は「寄生虫が宿主のフグを見つけるしくみ」と題して、北里大学の筒井繁行準教授をお招きして講義をしていただきました。
寄生虫は一般に、寄生する相手が厳密に決まっているといい、ヘテロボツリウム(通称エラムシ)は、トラフグのエラにだけ寄生する寄生虫です。
お鍋やお刺身など、食べておいしいトラフグですが、ヘテロボツリウムは特に養殖のトラフグたちに寄生し、大量死を引き起こすやっかいものなのだそう。
筒井先生の研究室では、ヘテロボツリウムがどうやって寄生するトラフグだけを見つけることができるのかを解明し、トラフグの養殖業に役立てようという研究をされているのだそうです。

少し難しい内容でしたが、筒井先生の研究が大好き!という気持ちが伝わってくる楽しい講義に、終わった後も質問が切れ目なく続くなど、参加した生徒は、中学生も高校生も講義に聞き入っていました。
それから、先生が持ってきてくださった寄生虫のホルマリン漬けにも生徒たちは興味津々。
リケジョ心が刺激される3学期サイエンス講座となりました。

筒井先生、ありがとうございました!