高1思考と表現 広い視野を持つ!読書レポート
思考力教育思考と表現
「ビブリオバトル」で楽しみながら、多くの本に触れ、また、クラスメイトに対しての理解も深めた後は、本格的に文章を書く単元「読書レポート」です。
先日のトキログでも紹介したように中学3年生でも「読書レポート」に取り組んでいますが、高校では進路や社会に向け広い視野を持てるように、「新書」を読んでレポートを書きます。新書を読むのは初めてという生徒たちがほとんどであるため、まずは新書とはどんなものなのかという講義を受けてから、生徒たちは本を選びます。本選びで大事なことは、興味を持てる内容の本を見つけること。「進路はまだ決めてない」「この分野に興味があるけれど、この本難しいかな」「美術関係の新書ってどんなのがあるんだろう?」そんなことを生徒たちは言いながら、選んでいました。中には数冊の本を持って来て先生たちと相談する生徒の姿も。本を決めた生徒たちは早速、読み始めます。
次の授業では、読書レポートを書くための素材を集めるワークシートを書きました。その次の授業では下書きを、最後は清書と、ひたすら文章を書く授業が続きました。素材集めのワークシートと下書きにはそれぞれ、先生からの添削が入るため、それをもとに生徒たちは自分の課題と毎時間向き合うことになります。水を打ったように静かな中、書く音だけがしている、そんな授業でした。
読書レポートでは感想文よりも、より論理的な文章展開を求められます。生徒たちは苦労しながらも、意欲的に取り組んでいました。