心温まる贈り物
校長ブログ
昨日、学校に段ボール箱に入った荷物が届きました。中を開けると手作りの布マスクが沢山入っており、差出人はこの3月に本校を卒業したばかりの卒業生でした。また、マスクと一緒にきれいな菫の花の切り絵が入っていました。同封されていて手紙には次のようなことが書かれていました。
『お久しぶりです。現在のコロナ禍で緊急事態宣言も解かれぬ中、先生方はどのようにお過ごしでいらっしゃるでしょうか。大学の入学式は中止になり、授業はオンラインで受けています。憂鬱な毎日が続いていますが、一日でも平穏な生活が戻ってくることを願って前向きに過ごしております・・・3年間お世話になった先生方に感謝を込めて布マスクと切り絵を作成しました。布マスクは全部で80枚あるのですべての先生方のお手元に届けていただければ幸いです。切り絵のほうは、学園の建学の精神である「鋼鉄に菫の花を添えて」をイメージして作成しました。花弁が1枚だけピンクなのは、ピンクの菫の花言葉に「希望」という言葉があるからです。大変な状況が続きますが、希望を持っていれば必ず日常が戻ってくることを信じて、今苦しい日を過ごしている大勢の人たちと共に笑って過ごしていきたいと思っております・・・』
何とありがたい言葉でしょう。今はまだ強い気持ちを持って日々を乗り越えていかなくてはならない状況ですが、その中で菫の優しさをしっかり持ち続けてくれているこの卒業生の気持ちに、心からの感謝と今後に向けてエールを送りたいと思います。
「本当にありがとうございました。我々はいつまでもあなた方とともにいます。今後のご活躍をお祈りしています。」